日本でも人気が加熱しているバイナリーオプション(BO)、二者択一のシンプルな取引システムに「株やFXには手を出せなかったけどバイナリーオプションならやりやすい」という声がよく聞かれます。日本ではまだ歴史の浅いバイナリーオプションですが、海外ではすでに知名度の高い金融商品です。そのため、国内業者よりも海外業者を選ぶ人が増えている傾向にあります。しかし、私は自身の経験談から、バイナリーオプション初心者は海外業者よりも国内業者を選んだほうがいいと思っています。実際に長年バイナリーオプションを利用している方からもそういった声が聞かれます。国内業者を選ぶべき理由について詳しく解説します。
海外では金融商品というよりもギャンブルという要素の強いバイナリーオプションですが、日本ではバイナリーオプションは金融商品であり、金融庁のルールに従って国内業者が私たちに提供してくれています。一部バイナリーオプション利用者からは海外業者のほうが規制が甘くて儲けやすいという声も聞かれるのですが、海外業者だと不正操作があったり、入出金による金銭トラブルが絶えなかったりするので、厳しく規制され法律によって守られた国内業者を選ぶほうが初心者によってはむしろプラスだったりします。国内業者の場合は預けたお金は全額信託保全されるので、金銭トラブルはほとんど聞かれないです。決算等も開示されているため透明性も高いと判断できます。BO未経験者で右も左も分からないのであれば、まずは国内業者を選ぶのが無難です。
バイナリーオプションの魅力の一つに数十秒の未来を予測するだけでいい、という手軽さがありました。実際には海外業者だと未だに30秒で結果の出るバイナリーオプションが利用できたりしますが、国内業者は先の金融庁の規制により、満期日が最低で2時間となりました。一度、予測したら最低でも2時間は次の取引ができないことになったため、1日に最高11回しか取引ができなくなりました。ただ、これは初心者にとってはメリットでもあります。満期日が30秒だったりすると手軽さがゆえ、何度も何度も取引をしてしまいます。ハマりやすいということですね・・。チャート分析力もまだそこまでないので、偶然当たることはあっても初心者は基本的には負け続ける可能性のほうが高いです。満期日が2時間となり1日の取引回数が減ったことで、1回の取引にかける思いが強くなり、より深くチャートを分析するようになるため、慎重に取引できます。
自分のお金を使う以上、負けたくないという気持ちが生まれるのは当然のことです。それと同時に儲けたい!という気持ちも強くなるのですが、儲けたいという気持ちが強すぎてしまうとペイアウト率の高い海外業者を選びがち。たしかに海外業者のほうが国内業者よりもペイアウト率が高い傾向にありますが、ペイアウト率が高いと一般的に最低取引額が高くなるため、負けてしまったときの損失が大きくなる可能性が高いです。初心者にとって大事なのは大きな賭けよりも小さな賭けに買っていくことですから、1ロット50〜100円という少額から始められる国内業者のバイナリーオプションのほうが安心できます。
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